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2010年06月30日

子宮頸癌予防ワクチン

坂井市では中学校2年・3年の女子を対象として
子宮頸癌予防ワクチン・サーバリックスに助成をすることになりました。

子宮頸癌は発ガン性ヒトパピローマウィルス(HPV)の
感染が原因となって発症します。
このワクチンは子宮頸癌から多くみつかるHPV16型と18型の
感染をほぼ100%防ぐ事ができます。

6月30日の朝日新聞広告特集に
「子宮頸癌の新たな予防手段 ワクチンの公費負担と集団接種を全国に」
という記事が掲載されています。その中で
子宮頸癌を経験された仁科亜季子さんが
「38歳の時子宮頸癌の診断を受け
抗ガン剤治療・子宮摘出手術・放射線治療を経験しました。
治療後も子宮を取った事による更年期障害
喪失感・孤独感にさいなまれ、転移・再発の恐怖を
一生抱えていくことと思います。」
と語っています。
この癌を予防できるワクチンが出来たのですから画期的です。

サーバリックスは3回接種で当院では一回15000円。
1回目の一ヶ月後に2回目、6ヶ月後に3回目の接種です。
坂井市では一回7500円の定額補助を8月1日より実施の予定です。

日本の市町村の100カ所で子宮頸癌予防ワクチンの全額助成・一部助成が
始められていますが、まだ日本全体の0,6%でしかありません。
坂井市が今年実施に踏み切るのは英断です。

現在癌を予防出来る唯一のワクチンですので
是非接種していただきたいと願います。

投稿者 kikawa : 2010年06月30日 16:43

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