子供の花粉症

3月下旬というのに時ならぬ雪になりましたが春はもうすぐそこまで来ています。
その証拠が花粉症患者さんの来院です。
花粉症の低年齢化が進み、3歳児での発症も報告されているくらいです。

花粉症と疑った方がいいのは?

くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどが1週間続いた場合。
ただし、風邪と花粉症の区別がつきにくく、さらに
家のほこりによるアレルギー性鼻炎が春先に悪化するため
正確な見極めを望むならば採血検査でどの原因物質によるアレルギーか診断します。

子供が花粉症にかかってしまった場合?

注意しなければならないのが点鼻薬。
市販品は子供では頭痛などの副作用があるので
医療機関で処方してもらうとよいでしょう。

花粉症から子供を守るには?

  1. 早寝早起き
    午前4時・5時の眠りの浅い時に花粉症の予防に有効なステロイドホルモンが分泌されるが、夜遅く寝る生活だと朝浅い眠りにならず分泌されにくいので早寝早起きの習慣をつけましょう。
  2. 綺麗すぎる環境を変えよう
    気密性が高く雑菌に触れにくい現代の住宅がアレルギーに弱い子供を作る。
    ある程度の微生物が小さいうちに体に入るとアレルギーになりにくくなる。
    綺麗すぎる環境もよくないのですね。
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