夜尿症

「焦らず 怒らず 起こさず!」

おねしょで衣服や布団をぬらしてしまう。
小学校入学以後におねしょが見られるケースを夜尿症と呼びます。

夜尿の原因は

①尿量を調節するホルモンの夜間の分泌が不十分で夜間の尿量が多い
②尿量は多くなくても膀胱の容量が小さいために夜尿がおきる
③①と②両方が混ざっている

夜尿の治療方法

①内服
②生活習慣の改善
  夕方からの水分摂取は夜尿に影響するのでなるべく減らす
  夕食は就寝3時間前までにすます
  尿は塩分を排泄するために作られるので塩分の摂取量を減らす
  膀胱の容量を大きくするため、昼間に排尿を我慢してみるトレーニングをする

注意点

①夜尿症の子は親の顔色をうかがい学校でも引っ込み思案になっていく事例が多い
 治療で夜尿症を克服し、その後性格が積極的になる子も珍しくない
②夜尿が続くからといって怒らない
  もともと子供は大人より睡眠が深いので、尿意に気づかず起きないからといって
  怒っても解決にはならない
③夜尿を心配してこまめに起こすと自律神経の発達に景況をきたす恐れがあり
  膀胱の容量がいつまでも大きくならない

改善のポイントは「どの時間帯に夜尿があるか」

以前は寝入って早い時間帯にあったのが、朝方になってきたならば
改善に向かっていると考えられる

治療の効果は本人の頑張りと家族の支援があってこそ。

子供の尊厳を傷つけず温かく見守り一緒に改善を目指しましょう!

夜尿症ナビ http://www.kyowa-kirin.co.jp/onesho/
日本夜尿症学会公式サイト http://www.jsen.jp/

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