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2010年07月07日

ポリオ

ポリオに罹患した有名人をご存じでしょうか?

一番有名なのはなんと言ってもアメリカ大統領 フランクリン・ルーズベルト。
1921年にポリオに罹り、その後遺症により下半身が殆ど麻痺し
日常生活には車椅子を常用していました。
(後世の研究では、彼が実際に罹患したのはギラン・バレー症候群であったろうと推測されている)。
生前は車いすの姿をマスコミに見られるのを非常に嫌ったため、訪問先の植木や立ち木のカムフラージュのための植え替えなどを神経質なまでに指示していました。
また、マスコミもあえて積極的に報道しなかったため、TV時代の現代では考えられないことですが、ルーズベルトが健康を害していることは米国民にはほとんど知られていませんでした。
実際、彼の車椅子姿の写真は2枚しか知られていません。

日本では坂東玉三郎。
小児麻痺の後遺症のリハビリにと舞踏を習い舞踏の魅力にとりつかれ
歌舞伎の世界へと入っていきました。
今でも小児麻痺の影響で左利きです。

小説家の黒岩重吾は29歳の時、悪食を試み
腐った肉を食べたことで小児麻痺を発病し3年間の入院生活を送っています。

ノーベル物理学賞を受賞された小柴昌俊先生は
神奈川県立横須賀中学校1年の時小児麻痺にかかっています。

日本では1960年にポリオが大流行。
しかし 1961年よりポリオワクチン接種が始まり
患者は1960年の6500人から 1963年の100人以下に激減しました。


投稿者 kikawa : 2010年07月07日 17:26

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